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いちょう祭りの季節が来た。小学5年生の時、お友達に誘われて以来時々訪れていたが、仕事をするようになってからはなかなか行けなくなっていた。
両親は毎年のように訪れており、父は通行手形に焼印をもらう『関所オリエンテーリング』を続けていた。そんな父が亡くなる頃、「今年はいちょう祭りに行けないな・・・」とつぶやいていた。「私が代わりに行くから大丈夫」と答えたが、その年のいちょう祭りを迎える少し前に亡くなった。
それからは毎年のようにいちょう祭りに行って、父の代わりに関所オリエンテーリングに参加している。12カ所の関所を巡る5.5kmの道のりだ。
息子が小さかった頃は関所全部を回ることができなかったが、小学生高学年になってからは、息子も完歩できるようになった。今年も予定を立てていたのだが、その矢先に足を怪我してしまった。いちょう祭りの頃にはだいぶ良くはなっていたが、やはり長い距離は歩けないので断念・・・。しかし、息子が「我が家の恒例行事だから・・・」とひとりで関所を巡ってきた。父の思いを繋いでくれたようで、嬉しさや誇らしさなど、色々な感情が込み上げできた。
最近は少しの移動でも車を使ってしまうので、歩く機会はほとんどない。しかしいちょう祭りの時だけは元気に歩くことができている。美しく色づいたいちょう並木を歩きつつ、「息子がいつまで一緒に歩いてくれるかなぁ・・・」と考えながら先に進む。道中、物産展に寄って買い物をして、露店で美味しいものを食べゴールに向かう。12カ所すべて回るとパーフェクト賞として記念品がもらえる。ゴールの頃にはかなり疲れているが、達成感があり「また来年も来よう!」と思うのだ。
元々は父の代わりに行くようになったのだが、いつからか自分自身達成感を味わうことが楽しみになり、いつの間にか毎年の恒例行事になっている。
今年は行けなかったが、来年は必ず歩きたいと思っている。それと同時に「健康ってありがたい」と染み染み感じている。自分が元気でいないと、訪問看護のご利用者さまやご家族を元気にできない。
これからも元気で訪問して、みんなを元気にしていきたい。
訪問看護ステーション
責任者 矢内美津子
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