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天使のつぶやき
第40回　こころがまえ

2024.10.28

第40回　こころがまえ

先日、小田原城を見に行った。
歴史への興味はあまりない（笑い）が、何故かお城には引きつけられる魅力があり、数々のお城を見学してきた。お城から見渡す景色は最高である！！
歴史上の人物も同じ場所に立ち、城下を見渡し、厳しい時代を生き抜いたのだと、色々と考えさせられる。今を生きている私たちは幸せだと・・・

「城」という漢字は「土から成る」と書き、文字通り土を掘って堀を造り、その土で壁を造っていたことからできているらしい。
お城は狭間や石渡しなど敵を撃退する機能が付属し「敵から身を守るための軍事的防衛施設」である。

私は現在ICTに所属している。感染に対する知識はまだまだ浅く勉強中である。例えるなら、城は病院、敵は感染症、防衛機能は病院すべての職員ではないか・・・と考える。

2020年に国内で初めてコロナウィルス感染症が確認されてから4年が過ぎた。
コロナ感染者が増え続け、連日TVでの報道、医療物資の不足や医療従事者の感染など、医療がひっ迫していた辛い日々を思い出す。現在は感染症5類となり、マスクも強制ではなくなり、コロナへの恐怖は緩和されて
いる。

しかし未知なる感染症は存在し、またどんな状況でパンデミックが起きるか想像できない。医療従事者である以上、常日頃から感染症と向き合わなくてはならない。感染対策は、やってるつもり、やりっぱなしには注意が必要であり、たった１人でも遵守できなければ感染対策は成立しない。

私は外来に所属しているが、幸いにもまだコロナウィルスに罹患したスタッフはいない。
コロナウィルスやインフルエンザ、マイコプラズマ肺炎などの検査に携わっているにも関わらず、罹患者がいないという状況はスタッフ1人１人が感染予防対策をしっかり行っていると評価できる。日頃から、そんな外来スタッフを頼もしく感じている。

私達を通じて患者様に感染を運ばないよう、今後も感染対策を継続し、自分自身を守り患者様やご家族様により良い看護を提供できるよう努めていきたい。