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先日、着物を着る機会があった。
昔は日本人にとって日常着であった着物も、今は特別な行事の時に着るものとなっており、街中で着物を着ている人を見かける機会は少なくなった。
今の季節だと七五三・・・。それから成人式、卒業式、入学式、結婚式など、お祝い事のある時に着物を着ることが一般的となってきた。以前は着物を着ている人を見かけると「お祝い事かなぁ」「素敵だなぁ」「羨ましいなぁ、私も着たい」と思っていた。
その頃は自分で着物を着るなんて考えてもみなかった。誰かが着せてくれるなら喜んで・・・と「かかし状態」で立っているだけだった。
着物好きの知人の影響で、自分でも着物に興味を持ち、何とか少しずつ着られるようになった。色々な知識を教えてもらいながら、着物を着て食事をするだけでワクワクした。楽しみが増えた。
着物好きの知人の、素敵な着物や帯を鑑賞出来るのもとても楽しい。
仕事や子育ての悩み、日々の忙しさからも解放される。私の大きなストレス解消法だ。
今や着物は絹だけでなく、洗える着物もある。素材によって軽い・重い・滑るなど、着心地も様々である。また着物の種類にも、留袖、訪問着、色無地、紬、浴衣などがあり、帯も織りの帯、染めの帯、半幅帯など色々あって知れば知るほど奥が深い。
同じ着物と帯の組み合わせでも、帯揚げと帯締めの色や素材、結び方によっても印象が変わる。洋服では着こなせない色や柄でも、着物になると不思議と素敵な装いになる。
それこそ「感性と想像力」を最大限に発揮すると、想像もしていなかったような素敵な組み合わせが完成する。
私もやっと帯まで結べる様になった。
着物を着ると穏やかな気持ちになり、言葉使いや歩き方までがおしとやかになるから不思議だ。
こういった感情や振る舞いは、白衣を着た時にも通じるように思う。白衣を着た時、私は優しい看護師になる。患者さまやご家族に、優しく穏やかな接遇が行えたらよいと思う。
この先も着物を着ることで、自分にとって特別な時間を作り、着付けの上達と同時に、心穏やかに過ごせる日がもっともっと増えることを願っている。
回復期・リハビリテーション病棟
主任 中野尚美
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