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一般急性期病棟 看護主任
村中 一行
年末に誕生日を迎え53歳になった。
4人兄妹の末子が大学卒業を控え大学院への進学の準備に勤しんでいる。初孫が3歳の誕生日を迎え「じいじ」を認識し大はしゃぎで遊んでくれるようになった。
1年ほど前までは人見知りで、会っても両親の陰に隠れて恐々此方を盗み見るばかりであったが子どもの成長は早いものである。
一方では喜寿(77歳)を過ぎた母が神経系の難病を患い車いす生活を余儀なくされている。二人暮らしである傘寿(80歳)を過ぎた父が介護をしている。
毎月ケアマネジャーと介護体制について協議しサービスを見直していく作業を行っている。月に一度程度は父の通院等の事情で母の介護にあたる日がある。
母を訪れるととても楽しそうである。そして帰り際には「もう帰るの?」「なんでもっと来ないの?」と恨み節である。
父と二人きりの生活ではあるが毎日サービスを利用しており、訪問リハビリと入浴を兼ねたデイケアで忙しそうであるがやはり家族の顔が見たいのであろう。
両親は父の退職から二人で就活を進めていた。それぞれに癌に罹り2人とも手術を乗り越えてきた。
働きながら看護学校を卒業し新人のころから無我夢中で駆け抜けてきたが気が付いてみれば、私自身の結婚生活も30年を過ぎ熟年世代に達していた。
両親のことを考えていると、日本は30%に迫る高齢化率を身近に感じるようになった。
自らが勤務する病棟で毎日様々な状況で入院される患者さんの9割以上が後期高齢者である。
治療だけではなくリハビリや介護が必要なかたが大多数である。独居や老々介護の方も多い。スタッフも介護や子育て世代が多い。皆が一様に親として或いは介護者として家族をサポートしつつ勤務している。
昨年は病院として500台の救急車を受け入れている。様々な社会状況、背景を持つ患者様のケアにあたるなかで地域の医療・介護の最後の砦としての役割を担うことの大変さを感じることもある。
それでも介護も医療も自分のこととして寄り添うケアが提供できればと日々スタッフとともに取り組んでいる。
日々充実感をもって地域に貢献ができる事を誇りにさらなる質の高いケアを患者様や家族に寄り添い提供できるように精進していきたい。

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