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2025.11.27
第７４回 推し活パワー
日々、忙しい業務の中で、つい自分のことを後回しにしてしまう看護職。
患者さんやご家族のために全力を尽くす毎日だからこそ、
「自分の心を癒す時間」を持つことがとても大切です。
最近は、“推し活”という言葉をよく耳にします。
好きなアーティストやキャラクター、俳優、スポーツ選手など、
誰かを応援することで心がときめく――そんな時間を持つ人も多いのではないでしょうか。
私のいまの推し活は息子のサッカーの応援です。
最初はどこにも勝てない弱小チームが今は大会で優勝できるチームに成長し、ワクワクが止まりません。
たまにしか行けないからこそ、応援は常に全力です。
推し活の魅力は、日常の中でエネルギーをチャージできること。
お気に入りの音楽を聴いたり、ライブ映像を見たり、グッズを眺めたり。
そのひとときは、忙しさを忘れ、“自分を大切にする時間”になります。
心がリフレッシュすると、不思議と表情や言葉にも優しさが生まれます。
看護の現場でも、笑顔や温かい声かけが自然と増え、
患者さんとの関わりに良い循環が生まれていきます。
推し活は単なる趣味ではなく、心のセルフケアのひとつ。
ときめきの力で日々の疲れを癒し、明日への活力を生み出す。
それが、自分らしく看護を続けるための大切な時間なのだと思います。
今日も“推し”に癒されながら、笑顔でスタッフ、患者さんのもとへ。
看護と推し活、どちらも私たちに元気をくれる大切なエネルギー源です。
3階リハビリテーション回復期病棟病棟 西山千春