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新緑のころを過ぎ心地よい爽やかな風から、やや重い湿度をまとった空気が漂ってきた日々。
毎年GWのころにハーブの苗を購入しプランターや鉢植えに植え替えている。もちろん食用、料理にデザートにピクルスや塩漬けに活用している。ただ土を払い根をほぐし、より大きな器にと、、、そんな手をかけていると自然と愛着も沸いてきます。
流石に名前までは付けないが毎日の様に水をやり、虫を取り、草取りをしスクスクと伸びゆくバジルやイタリアンパセリ、セージを眺めて心和んでいる。
ひと月ほど前から、石や根を取り除き石灰や肥料を混ぜ込み土づくりを行っているが、正直言ってあまり園芸に詳しいわけではなく、基礎からみっちりと学んだわけでもない、我流である。
もちろん解らない事だらけでSNSやWEBで情報を拾ったりすることもあるが、情報が溢れているからこそ取捨択一も困難なほどである。
庭の草取り方法一つとっても数多の方法論が論じられ、検証され動画やホームページで展開されている。結局は自分なりに可能な範囲で試行錯誤し自分に合った方法をとっていく。
面白いことに毎年同じような事を繰り返しているはずなのに結果は違ってくる。
厳密にいえば苗も土も天気も方法も同じではないことで、難しさと面白さが同居していて、育てる事の難しさを毎年痛感させられる。しかし失敗ばかりではないのが救いだろう。「よし、また頑張ろう!」という気になる。
本格的に学んでいる方から見ると、時間やエネルギーを割いて取り組んでいる方からは「中途半端だ!」と叱責を受けるかもしれない。しかし、自分だけではなく家族や親しい人の口にするものであるということに気を使い、調べ、真剣に取り組んでいる。
僅かではあっても口にする以上は命の元であり、ハーブ達も植物であり大事な命である。ミントやバジルにとって最も快適で安全な方法を探っていく事が何より大切である。
上手くいかないこともある中でも自分なりに誠実にベストを尽くす。これに尽きる。
小さな命一つを大事にできない者が大事な人をきちんとケアできるわけがないのだから。
環境や害虫や天候に左右されず、力強く育ってほしいから真剣に見つめて育んでいくことを大切にし、難しさと喜びと苦悩とを抱えながら精一杯楽しみたい。
2階病棟 看護主任 村中 一行
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