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DIYが趣味でホームセンターによく出入りしている。網戸を作ったり障子を貼り換えたり、サッシのレールを変えたり。なんでも自分でできる事はやってみる方である。でもやっぱり一番好きなのは木材で何かを作ることである。
本棚、スツールのようなインテリアも鉢植え台、ウッドデッキ等のエクステリアも興味深い。数をこなすと意外と上達するものである。欲しい、あるいは必要なものがない場合には自分で作るしかない。無限の可能性とやり方がある。材料も方法も選択肢は思いのまま。勿論予算や技量も影響するが何をどう使うかはアイデア、発想が大事である。木工で面白いのは木材一つ一つが全て個性的あるところだ。節がある、捻じれている色合い、木目みな違う。設計の段階から上手く組み合わせを考え入念に準備し工夫を凝らさないとうまくいかない。
その上、切断やほぞ組み、ねじ打ちの加工をしていくと更に変形したりする。あらかじめ材の個性を見極めて適材適所を、と思うが中々思い通りにいくとは限らない。だから計画通りに図面通りに寸分狂わずぴったりはまったりすると小躍りしたくなる。
完成したモノを作品と呼びたくなるし非常に愛着も沸く。大事に使い込んでいく事になる。端材もまた魅力的で捨てがたい。思わぬところで使えたりするのである。これは計算外でまた感動するものだ。
木工の面白みは使用しなくなった作品もバラして再利用できたりする。又、別の作品へと生まれ変わり新しい命を吹き込むことが出来るのである。だから製作過程で上手くいかない時には材料の所為なのではない、自分の活用法や技量に問題があるのだと思う。発想を変え、方法を探る。試行錯誤の繰り返しだ。必ず解決の糸口はあるのだ。今は見つけられないだけなのだと。
そうして残った端材や破損した木材は最終的には命を頂戴する。
キャンプで焚火に使用するのだ。何十年、或いは百年を超えて生きてきた木の命をもって暖を取り、命の糧を調理するのに使用する、感謝を込めて。
余暇の楽しみとして有意義なひと時を過ごし、創意工夫によって達成感や充実感を得られ生活の中で長く支えられ、最後には命をつないでくれるのだから。
このモノづくりの経験は、看護にも活かされていくと信じている。
2階病棟 看護主任 村中 一行
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