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我が家には猫が5匹いる。5匹中4匹は実家に居着いた野良猫ちゃんで、時期違いの兄妹猫、1匹は保護猫である。
猫は兄妹だからと言って仲が良い訳ではなく、時期によって激しい喧嘩をすることがある。が、突然また仲が良くなったりすることもあり、本当に気まぐれ者である。しかし猫好きにはこの気まぐれ感がたまらない。心奪われてしまうのだ。
家へ帰ると玄関で「にゃー」と挨拶。近寄ってきてはスリスリ、膝の上でゴロゴロ。まさに疲れが吹き飛び癒される瞬間である。何故こんなに幸せな気持ちになるのかと調べてみると、猫と暮らすと「幸福度」と「健康面」それぞれにメリットがあるらしい。
1.幸福度が上がる
猫を飼い、撫でる・遊ぶといった行動をとることで、人の幸福度が上がる。実際に猫を飼うことによる幸福度の向上は、東京農業大学の永澤巧氏による 「猫を撫でることの健康効果」の博士論文で、明らかにされている。この研究では、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」の分泌に着目している。「オキシトシン」は、精神的な安らぎを与えると言われる神経伝達物質の働きを促進し、ストレス反応を抑える効果がある。
2.健康面で良い影響がある
猫との暮らしにおいては、健康面でも良い影響がある。星旦二氏と望月友美子氏による研究論文では、猫または犬などのペットを飼育することで、以下のような健康効果が明らかにされている。
この研究では在宅高齢者を対象に犬猫の飼育状況だけでなく、主観的健康感や生活満足感といった項目の調査を行い、分析対象者の生存と死亡の有無を2年後まで追跡している。その結果、犬猫を飼い、世話をしている人ほど、2年後の生存率・累積生存率が高いという報告だ。
入院中の患者様にも動物に癒されている方は多い。ベットサイドに写真が飾られていることがあり、私は見つけるとすかさず猫や犬のお名前を聞き、話に花が咲く。満面の笑みで話す方や会いたい思いから泣き出す方もいる。リハビリはもちろん自分のために頑張るのだが、痛みや麻痺が残存するとその気持ちが続かないこともある。そんな時ご家族の励ましや猫ちゃん、犬ちゃんの影響は絶大だ。どんな薬よりも効果があると私は思う。
私たちスタッフはそんな頑張っている患者様の応援隊!
1日も早く患者様が望む生活へ戻れる様、一緒に頑張って行きたい。
回復期・リハビリ病棟
看護主任 小林恵美
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