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気づけばもう3月・・・月日が経つのは早い。
息子3人を育てていた時は、「早く大きくならないかな・・」と思う日々だったのに。
先日、千葉に住むPTの長男から電話があった。
昨年から某大学の研究員生として、臨床研究のために千葉の病院で働きながら研究を続けている。一人暮らしは大学3年生からで、大学院を経てさらに進学をした。
中学の頃は、「オレ、高校はいいや・・」と言っていた長男。滅多に自宅に帰ってくることもないので、長男からの電話は嬉しかった。「千葉の暮らしはどう?」「研究は進んでる?」「次はどこの学会に出すの?」あれやこれやと質問攻めとなった。
幼い時は私のそばに一緒にいるのが当たり前、何もかも知っていた長男のことが、離れて暮らすと気づけば知らないことだらけとなっている。
「母さん、大丈夫だって。ちゃんとやってるから・・それより身体は大丈夫?年考えて動きなよ。若くないんだから・・・」と。そっか、長男ももう25歳だったね・・・私も歳とる訳よね・・・。
大人になっていたのはわかっていたけれど、子どもに言われると胸にズシーンと来る。
息子たちの心配をしている私が、今度は心配をかけない生活をしていかないと。
幼い頃はあれだけ息子たちの成長を願っていたのに、いざ大人になると淋しさを覚えてしまった。と、同時に、「そういえば、私も両親に同じようなことを言っていたなぁ」と・・・。
当院でも入院患者さんのほとんどが高齢の方。面会でご家族、特に息子さんや娘さんが来ると、嬉しそうに話している姿を見かける。「入院の環境だけでも淋しいのに、その気持ちを抑えて頑張っているんだよなぁ・・」と考えてしまう。
以前、患者さんから「歳をとるって淋しいものよ」と言われたことがある。その時は、何のことだかわからなかったが、今は共感できるような気がする。
歳をとるのは止められない。でも少しでも患者さんの思いに寄り添って、僅かながらでも淋しさを感じることのない入院環境を提供できるようにしていきたいと思うこの頃である。
地域包括ケア病棟
看護主任 飯田純子
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