第26回自転車 | 医療法人社団玉栄会東京天使病院介護老人保健施設エンジェルコート

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天使のつぶやき
第26回　自転車

2024.07.22

第26回　自転車

短かった梅雨が明けた。紫陽花を愛でる間もなく、いきなり連日の猛暑である。

梅雨明けと聞くと、何故か開放的になる。そしてエネルギーを開放するような、そんなパッションを感じるのは私だけだろうか？何か新しい事や、計画していた事を始めるそんな時期ではないだろうか・・・。

梅雨の間自粛していた自転車に再び乗ろうと思っている。永年趣味としていたロードバイクというスポーツ車でだ。

皆さんご存じだろうか？自転車レースは夏が本番である。欧州が本場だが、ツールドフランスと言えば聞いたことがある方もいるだろう。もちろん早朝5時とか6時とか、暑くなる前がスタート時間である。

私の場合、通勤が主たる楽しみである。片道20キロほどの道を4５分程で走る。暑くなり切る前の時間帯、眩しいほどの朝日を受け、風になって走る。これがまた爽快でたまらない。しかも多少ではあるが、通勤時間の短縮にもなる。

交通網の発達した東京で、わざわざ1時間弱も汗だくになって通勤する？筋肉痛、脱水、交通事故など様々なリスクを冒して？と思われるかもしれない。だが健康診断はオールAなのだ。のみならず血管年齢、肺年齢も20台である。実際の年齢は50台に入っており、孫までいるおじいちゃんなのにである。

30年間自転車で学校や職場に通い続けて、失ったものもあるかもしれないが、得たものも多い。「継続は力なり」であろう。運動は苦手であるが、好きな自転車にだけは乗り続けてきた。体力的にも辛い時期もあったが「好き」で続いてきた。どんなことでも「好き」を見つけることができると続くらしい。どんなことでも愚直に続けていると、実になりカタチになりやがては花開くこともある。

人生は晴れの日もあれば雨の日もある、台風や地震も来よう。それでも「好き」を見つけて打ち込み続ける事が出来ると、どうにかこうにか乗り切れる気がする。

さぁ、明日からまた気持ちよくペダルを回して風になろう、気持ちよく仕事に行こう！