第20回レインボーなチーム | 医療法人社団玉栄会東京天使病院介護老人保健施設エンジェルコート

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天使のつぶやき
第20回　レインボーなチーム

2024.06.10

第20回　レインボーなチーム

チームには様々なタイプが存在します。優秀なチームリーダーがいて、それぞれのメンバーが個別性を発揮し、役割や機能を果たすチーム。中堅クラスが優秀で、組織のリーダーが居なくても、安定して役割や機能を発揮するチーム。現場を支えるメンバー力があり、リーダーを支えながら役割や機能を発揮するチームなど。

どんなチームでも、私は正直なところ良いと思っています。目指しているチームの形もほとんどありません。（ホントはあると良いのでしょうが・・・）

でも、どのチームでも共通するのは『人』と『人』。私の中では、どんな人でもその人らしさと、その人の良さを発揮して、一人一人が、ピースとなり、組織の一人として活躍することが大事だと思っています。

研修やセミナーで「262の法則」、「働きアリ」などの話を聞くことがあります。しかし私は、勤務表を作る際、ピースとピースの掛け合わせみたいな考え方が意外とうまくいくと感じています。その方が1日の勤務者の能力の平均化の維持に繋がるのではないかと・・・。チームを作るというよりは、人と人の掛け合わせで、時に爆発的な役割や、組織運営に繋がっているような気がするのです。

もちろんそこには、自分のスタッフを「信じる」という絶対的な概念と、個々のスタッフへの信頼感があることが大前提となります。同時に管理者としての直感も大事にしています。病院に入職し約30年近く、未熟ながら経験上、人を観る仕事をしています。

何とも言えない、直感的なものと、トレンドと言われる流行的な捉え方など、言葉にできないものですが（神秘的なものやスピリチュアルみたいな話ではなく・・・）、良くなる方向を見定める感覚というか、決断力を発揮する得意技を持っています。

看護には感性のようなセンスがとっても大切だと思います。自身の成長と共に進化する人もいれば、ゆっくりとした時間の中で成長し、進化する人もいます。そして、環境も大事だと思います。毎日怒られてストレスを抱えながら仕事をこなすのと、毎日笑いながら仕事をこなすのはどちらが良い環境か・・・。

人には1日24時間しかありません。その中で寝ている時間は約8〜10時間。それ以外の約14〜16時間は仕事の準備や移動、そして仕事。または休み。寝ている時間以外に仕事の事を考えている方が圧倒的に長いのです。そう考えると、その環境は楽しいとか嬉しいとか、充実したものの方が絶対に幸せだなと感じるはずです。だからこそ、『仕事は楽しい』を我がスタッフにも共有してほしいと心からそう思います。

私の周りには、全くの素人からの看護補助者となった医療人、誰かのためになりたいと思う医療人、とりあえず看護師になった医療人、ナイチンゲールに影響を受け看護師になった医療人、きっかけは様々です。この集団が私にとっての最高で最強なチーム！

人それぞれいろんな色を持ち、その色を持ち寄ってレインボーな組織、そして、チームになる。そのことで私は幸せと充実感を得ています。日々自身が支えられていると感じて、スタッフに対して大きな感謝の念を抱いています。

スタッフは宝。毎日優しさと明るさと笑顔を胸に、1日1日を大切に過ごしていきます。