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2024.03.31
第10回 幸せホルモン
新年度が始まりました。突然ですが、毎年少し不思議に思うことがあります。
いわゆる、「新年の始まり」みたいなものって、大きく２つありますよね。それは、1月1日の元旦と、４月からの新学期や新年度の始まりのことです。
元旦の始まりは「去年１年も、いろいろあって大変だった。」など気持ちの中で、「新年への想い」を野心として温めているような印象があったりします。
でも、４月の新学期や新年度って、外の気候も段々と暖かくなってきて、「今年度は何しようか！」など元気よく考えていく事ができたりします。
私が看護師長となって早３ヶ月。思い返せばこの病院に来たのは、2011年震災の年に夜勤バイトが始まり。それから約13年。初めてのバイトの時から、東京天使病院には変わらないものがあります。
それは、患者さんや職員でも、廊下ですれ違う際の挨拶や笑顔・・・。挨拶ができる人は、人間関係もスムーズで、皆に愛されると言われています。笑顔も同様、脳内からのセロトニンホルモン、別名「幸せホルモン」が分泌され前向きでポジティブな気持ちになれます。
私の病棟は、急性期一般病棟です。スタッフも若手からベテランと、個性あふれるスタッフが勢ぞろいです。そして、何より活気があり、笑顔に加えてあちこちで楽しそうな声が聞こえてきます。患者さんとの会話、スタッフ間の会話など目を瞑ってでも充実した様子がわかるのです。まさしく、「幸せホルモン」だらけの病棟。「幸せホルモン」の影響か、やはり人間関係はとても良い。そして、チームワークも自然と良くなります。
私が病棟師長として、心がけている事は、風通しの良い雰囲気を作ること。そして私が船長として、毎週、毎週、行先（目標）を皆に周知させることです。行先不明な船には乗りたくないですよね。だからこそ、私が何を思っているのか常に方向性を示しています。
看護師長の仕事は、マネジメントです。まだまだ、未熟だからこそ学びがあります。
毎日戦場のように忙しいときもあります。でも、重要な主任たち、大切なスタッフたちにいつも支えられています。いつまでも、笑顔を忘れないように、新体制で乗り越えていきます。
２階病棟看護師長 齊藤真太