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東京天使病院の看護

私たちの目指す看護

buchou

東京天使病院は、八王子市西部の地域医療を支える病院です。
また急性期医療と在宅医療をつなぐ役割も持っています。
そんな私たちの目指す看護は、「その人らしく生きる」ための看護。

認知症の患者さん、リハビリが必要な患者さん、終末期の患者さん…
ここには地域のさまざまな患者さんがいらっしゃいます。
私たちは、患者さん一人ひとりの生活や思いに寄り添い、
「その人らしく生きる」ことをサポートする看護を目指しています。

スタッフはみんな、豊かな緑に囲まれたこの場所で、
心身ともにリフレッシュしながら働いています。
そんな環境だからか、
みんなとても「やさしい」心を持っています。
看護師として働く上で、
「やさしさ」はとても大事な要素のひとつです。

じゃあ「やさしさ」って、いったい何でしょう?
それは思いやりであったり、慈悲の心であったり、
品性であったり…
もちろん、
人によっていろいろな答えがあって構わないんです。

「やさしさ」を、一歩踏み込んで考えて、
具体的な行動につなげてほしい。
これから新しく来てくれる看護師さんにも、
その人なりの「やさしい」看護を見つけてほしいなと思っています。

看護部一同

おいしいって微笑む顔が見たいから〜「食べる喜び」を支える看護〜

パパパ、タタタ、カカカ、ラララ…
昼食前、食堂に大きな声が響きます。
これは「嚥下体操」のワンシーン。
口や舌、喉をきたえる準備体操です。

食べることは、生きることの基本。
だって、「おいしい」ってとっても嬉しい。
自分で食べる喜びを、いつまでも感じていてほしいから。

パパパ、タタタ、カカカ、ラララ…
おじいちゃんも、おばあちゃんも、
恥ずかしがらずに、一緒に声を出してる。
だからほら、今日も「おいしい」の笑顔が溢れます。


加齢に伴う嚥下機能の低下は、誤嚥性肺炎のリスクを高めるとともに、栄養状態の悪化や生きる意欲の減退にもつながります。そこで当院では、摂食・嚥下のケアに特に力を入れ、患者さんが「食べる喜び」を感じられるようになるためのサポートをしています。昼食時に行う「嚥下体操」もそのひとつです。他にも、医師・看護師・言語聴覚士・栄養士がチームを組んで勉強会を開催したり、ポスターを掲示するなどの工夫をしています。

少しでも、自分でできることを増やすために〜リハビリを支える看護〜

生活をしていく上では、いろいろな動きが必要。
食事、移動、着替え、入浴、排泄…。
特に、トイレのことは、恥ずかしい気持ちもあって、
「家族に世話をさせたくない」
と思う患者さんも少なくありません。

「生きる」ことは、体があることだけじゃない。
気持ちも社会性も、
「生きる」ことの大事な一部分。
だからこそ、自分でできることを増やしたい。
増えれば増えるほど、自分らしく生きていける。

退院してからも、
患者さんが快適に生活していけるように。
スタッフも患者さんの視点に立って、サポートをしています。


リハビリ病棟の患者さんは、入院時には日常生活の多くの場面で介助が必要な方がほとんどですが、当院では最終的に「家に帰ること」を目標とした看護を行っています。患者さんの身体をできるだけ拘束せず、自分でできることを増やすサポートをしているのです。ご家族にも可能な限りリハビリに参加してもらい、「歩ける距離が増えた」「自分でトイレに行けた」という喜びを、一緒に感じてもらうようにしています。

残された時間をゆっくりと大切に過ごしてほしい〜終末期看護〜

「我慢しなくていいんだよ」の言葉ひとつで、
患者さんの表情が、ふっと和らぐ。
すっかり「病人」になってしまっていた患者さんが、
別人のように生きる意欲を取り戻すこともあります。

病気にかかっていたって、治らなくたって、
今を生きていることは変わらない。
だから、病気に左右されずに、
さいごまでその人らしく過ごしてほしい。

食べたいものを食べてもいい。趣味を楽しんでもいい。
好きな服を着てもいいし、お化粧をしてもいい。
楽しく過ごすことが、なによりの生きる糧だから。


終末期の患者さんの中には、「これまでの行いが悪かったから病気になったのではないか」と、自らを責める気持ちを持つ方も多く、痛みを我慢したり、何かをしたいと思う気持ちを抑えこんで、最終的には生きる意欲を失ってしまう患者さんも少なくありません。私たちは、「今何がしたいか」「どんなことにやりがいを感じるか」を丁寧に聞き取り、患者さんが残された時間をできるだけ満足して過ごせるようなサポートを心がけています。

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